南アの神秘の森へ スーパームーンの旅《上編》 - sisodwa
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南アの神秘の森へ スーパームーンの旅《上編》

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11月14日のスーパームーンと呼ばれる満月に導かれるように、私はソウルメイト マタジーの住むホグスバックという街に、友人と一緒に車で5時間かけて会いに行くことにした。彼女に会うのは1年ぶりだ。

何度も会いに行くと言っていたのに、タイミングが合わずに随分と時間が経ってしまった。久しぶりの再会をマタジーは心から喜んでくれ、満月の夜に一夜だけの“レインボーギャザリング”を開いてくれるという、嬉しいサプライズをくれた。

ヒッピーであり、シャーマンである、とってもスピリチュアルなマタジーを訪れたホクスバックの旅。ホグスバックのこの森は、たくさんのシャーマンやハーバリスト、ヨガの行者が住み暮している神秘的な森であった。


「虹の戦士」に学ぶ自然と一緒に生きる道

マタジーは自らをレインボーウォーリア(虹の戦士)と名乗る。それはアメリカ大陸の先住民ホピ族の予言のことを指しているのだ。ホピ族の予言にはこうある。

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When the earth is ravaged and the animals are dying, a new tribe of people shall come unto the earth from many colors, creeds and classes, and who by their actions and deeds shall make the earth green again. They shall be known as the warriors of the rainbow,
-Hopi prophecy

訳)
この地球が荒れ果てて、動物たちも死にゆく時、新民族がこの地球に現れるだろう。
彼らはさまざまな肌の色で、さまざまな宗教を持ち、さまざまな階級の人たちだ。
彼らの行いにより、この地球には緑が再び戻るであろう。
そして彼らは「虹の戦士」として知られるだろう。
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初めてこの預言を聞いた時、心が熱くなるのを感じた。もしかしたら自分もそうなのではないか、そんな想いがしたのだ。そしてマタジーはもうずっと虹の戦士として、自然と共に暮らす道を選んで生きている。

文頭の“レンボーギャザリング”というのは、この虹の戦士の集まりで、インターナショナルなものが毎年世界のどこかで開かれている。私はインターナショナルなレインボーギャザリングには参加したことがないのだが、2014年にトランスカイで行われたギャザリングに参加した。その時に私はマタジーと出逢った。

山が連なるこのホクスバックをマタジーのガイドで案内してもらう。

「花を摘む時、もし花が嫌がったら、それは摘まない方がいい。」
マタジーの言葉は、いつも自然と共にある。

「木は私たちよりも年上だからリスペクトするんだよ。」

彼女は花や風、木にとても自然に話しかける。
彼女と自然は一体化している。

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ホグスバックの森は、山の気候なので少し日本と似ている。冬には雪も積もるそうだ。
今、南アは春。日差しが暖かく、清々しい山の湿った空気を存分に味わう。日本が少し恋しくなる。
大自然の中を歩くのは気持ちがいい。本当にいい季節に来た。

足元には可愛い黄色い花たちが咲いている。


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私の暮らすトランスカイと気候が違うことから、やっぱり植物も違う。
やっぱり南アの植物は美しくて、ユニークだ。



下の写真は南アフリカの国花であるプロテアの種類の一つ。
残念ながら咲いているところは見られなかったが、とっても大きく存在感のある美しい花だ。蕾の姿も十分美しい。

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薬草に詳しい彼女は、アフリカの薬草から西洋の薬草まであらゆる薬草を使い、薬を作っている。
地元の人や観光客にミツロウやラベンダー、カームフリーエキスなどが入ったとバームと、ココナッツオイルベースで作られた歯磨きペーストを販売している。そのお店はコンパクトでこうやって広げるだけ。

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ホクスバックで作られたエッセンシャルオイルやソープも並ぶ。そして彼女はパワーストーンを熟知しており、その手先の器用さとセンスのよさで、とても美しいマクラメの作品を作る。自分に合ったパワーストーンやエッセンシャルオイルの相談にも乗ってくれる。
今回私も作品を置かせてもらったカフェは「バタフライ」というカフェ。

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まだ少し肌寒く、日向の中で食べるランチがとっても美味しかった。ここのママが「バタフライ」と呼ばれるマタジーの友達なのだけど、個性溢れるファンキーなママであった。もちろんお店の名前は彼女のニックネームから。

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写真上。バタフライのグリーンハウス。ここらは猿やバブーンが出るらしく、厳重なグリーンハウスを作らないと荒らされるそう。

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この日はサナが学校だったため、残念ながら彼は夫とお留守番。まだ学校に行ってない長女ンペポを連れ出した。
自然の中をズンズン進んで行くンペポ。彼女の足取りはとっても爽快で、彼女は一瞬で自然に同化した。
去年車が故障して、最近はなかなか村に行くことができないでいた。
自然を恋しく思っていたのは、私も同じだった。
あの森の杉の新鮮な香り。心が一気に解放され、自然の中に魂が飲み込まれる。


南アフリカ白人女性と原発の話
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ホクスバックのゲストハウスで働く一人の女性に出逢った。彼女はボーイフレンドと働きなが南アフリカ中を旅していた。
この街には3ヶ月ほど働きながら住んでいるそう。
趣味がスキューバダイビングだという彼女はこんな話を聞かせてくれた。
「私と彼は二人で旅をしているの。二人ともスキューバダイビングが好きだから、南アやモザンビーク、マラウィなどでダイビングを旅の途中で楽しんでいるの。
 タイにダイビングに行きたいんだけど、今ちょっと迷っているの。福島が太平洋に漏れているでしょう。太平洋はとっても放射汚染されているわ。」
彼女の言葉が胸に刺さる。海外生活をしている私は度々こうして、福島という問題が世界規模の大事故だということを再確認することがある。
世界からみると事故の当事者である日本人である私は、あの事故以来、いつも心に問いかけている疑問がある。

「私に何ができるだろう?」

それは私たち一人一人が、あの311の事故の後、一度は自分に問いかけた質問ではないだろうか。
広島、長崎、福島と三度も被曝した日本人だからこそ、個々に与えられた使命があると思う。
南アフリカも原発がすでに2基あり、3基目が検討されている。
私は原発の話を積極的に南アフリカ人と交わしている。
南アフリカ人の中には、自分たちの日々消費している電力に無関心の人もいれば、停電が多い南アフリカに原発は欠かせないという人もいる。そして今回出逢った彼女のように、原発が起こす事故の危険さを理解し、あってはいけないと考える人もいるのだ。


ホクスバックの森で魂を解放する
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森の奥へピクニックへ出かけた。大きなレッドツリーと呼ばれる木々。

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先月、マタジーのママが亡くなった。癌だったという。
心配していたが、彼女はその死を受け止めているように見えた。
「彼女のお葬式の後に、小さなセレモニーをこの木の下で開いたの。ママの魂がこの木に宿るように。
それから私はこの木に話しかけるの。ママに話しかけるようにね。
ママ、アイ ラブ ユー。」
そう言ってマタジーは、大きなこの木を優しく優しく抱きしめた。

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そして私たちは、マタジーママの木の下でランチを食べた。
高く木々が茂るこの森で、たくさんの野鳥の声に包まれ、とても気持ちいいランチ。

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湧き水が多いホクスバックの山々には、たくさんの滝を見ることができる。

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マタジーは靴を脱ぎ、足を湧き水の出る泉に足を入れた。
「足を清めたら、母なる大地を感じながら歩きましょう。」彼女は裸足のまま歩き始める。
私たちも靴を脱ぎ、土や草や岩などの感覚を楽しむ。
濃い空気、冷たい湧き水、所々で美しく咲く春の花たち。
大自然の中で魂が解放されるのを感じた。


スーパームーンの夜にギャザリング

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78歳のキャロルおばあちゃんは、ヨギの行者であり、ベジタリアンである。
オーガニックガーデンや、飼っているミミズから採れる堆肥、カフィヤヨーグルトの作り方など、いろんな知恵が学べた。とても穏やかで、優しいキャロルおばあちゃん。彼女にまた会いたいと思わずにいられない素敵な女性。
マタジーは彼女の敷地にあるトレーラーハウスで暮らしていて、私たちも図々しく別個のトレーラーハウスに泊めさせてもうらうことになった。

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引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/スーパームーン#/media/File:Supermoon.jpg

森のピクニックの夜は今月14日のスーパームーンであった。
スーパームーンとは68年ぶりに月が地球に近づく満月。

このフルムーンの夜に、マタジーが開いてくれたレインボーギャザリング。
その神秘の夜の話は、後編で紹介するとしよう。



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