《森の動物たちの会議》テーマは”生き物の共存” 地球上の生き物全てが共存して生きていける方法とは? - sisodwa
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連載中:まぁるい地球にありがとう!

《森の動物たちの会議》テーマは”生き物の共存” 地球上の生き物全てが共存して生きていける方法とは?

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第5回   《森の動物たちの会議》終わることのない輪の中で繋がっていこう”

《過去の掲載》
第1回:繋ぎ繋がれた私の命
第2回:人類皆兄弟。ワレワレハ地球人。
第3回:アンテナの赴くままに
第4回:自由に生きたい
第5回:《森の動物たちの会議》テーマは”ニンゲンのゴミ問題”


まぁるい まぁるい まぁるい 地球に乗って
ぐるりと この宇宙を浮遊しよう

今日も森の中では動物たちが何やら会議をしている






《くま議長》
静粛に!静粛に!
今日の森の会議の議題は"生き物の共存"についてだ!
そこでこの森に住む生き物みんなに参加してもらうように 声をかけている!















森の会議場にはうさぎ、たぬき、ねずみ、ふくろう、おおかみ、いのしし、カブトムシ、ミツバチをはじめとする、この森に住むすべての生き物が集まった。





《くま議長》

さて この森に住む生き物から最近、このままでは生存していけないかもしれない、という不安の声が届いているのだが、そういった不安のある者は挙手をお願いする












すると、うさぎ・・・いのしし・・・ミツバチ・・・きつね・・・とポツポツと手を挙げはじめた。

ポツ・・・ポツ・・・ポツ・・・ポツ・・・
挙げ句の果て、そのほとんどの生き物がその手を挙げていた。






《くま議長》

なんだ? なんだ? ほとんどの生き物がそんな不安を持っているというのか?
なんだ? ニンゲン、お前も不安を感じている一人なのか?












《ニンゲン》

・・・・・。












ニンゲンはコクン、と頷いた。

ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ
ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ

森の会議場は騒がしくなった。





《くま議長》

静粛に!静粛に!
ではいのしし、お前は何が不安なんだ?











《いのしし》

へぃ。いや〜、最近住む場所がすっかり狭くなっちまって。
昔はもっと自由自在にいろんなところに行って、喰い物を探すことができたんだが、今では狭い中で探さなちゃいけねぇ。













《たぬき》

俺も似たようなもんさ。森が小さくなりゃ、住むところがねぇ。












《やまねこ》

どうして森が狭くなっているんだ?












《きつね》

ニンゲンだよ!ニンゲンのヤツが森を切り裂き、土を覆いかぶし、24時間明るい、俺たちの住めねぇ場所にしちまったんだ!













きつねは不機嫌そうに言った。





《ねずみ》

そうだ!そうだ!ニンゲンとは一緒にすめない!奴らは一緒に住もうとすると罠を使って我々を殺すんだ!














ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ
ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ

かえるの長老が「ゲコゲコ」っと人鳴きして
ゆっくりとした口調で話し始めた。






《かえる》

長い長い間、ワシら かえる一族とニンゲンは一緒に暮らしてきた。
彼らが田んぼを作り、ワシらとそこに住むたくさんの生き物が上手に助け合って生きていた。
その生き物の糞や、死体がさらに小さい微生物の餌となり、そして土に還り、良い田んぼを作っていた。
だが今では彼らの作る田んぼには、ワシらは暮らせない。
ニンゲンたちが発明した農薬というものを撒くと、ワシらの餌となる小さな虫たちは生きられんのじゃ。
そしてニンゲンたちは発明した肥料というものを撒き、大量の米を収穫し、長い間のワシらとの生活をやめてしまった。












《くま議長》

ニンゲン、ニンゲン、その農薬というのは一体なんなんだ? なぜそれを使わなければならんのだ?










《ニンゲン》

・・・いやぁ、最近じゃ農薬は規定付けられてるし、安定してたくさん効率よく収穫しようと思えば、農薬は欠かせねぇんだ・・・。













《たぬき》

じゃぁ、ニンゲンは今まで以上に米ができるようになったので幸せなはずだろう。どうして先ほど手を挙げたんだ?












《ニンゲン》

・・・いやぁ、米はたくさん取れるようになったけど、農薬買わなちゃいけねぇし、肥料買わなきゃいけねぇ、新しいトラクターもいる。野菜なんて、今じゃ地球の反対側から買えるもんだから、競争が半端ない。そんなこんなで不安がいっぱいだ。












《たぬき》

これだからニンゲンの発明というものは、理解できん!















ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ
ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ

またしても「ゲコゲコ」っという鳴き声がして、かえるの長老は話し始めた。






《かえる》

ニンゲンよ、ニンゲンよ、ここに集まる者みんな、お前のように、この地球に生まれた生き物だ。
どんな生き物も、何かしらの役目を持ち、この世に生まれてきておる。

ミツバチは蜜を集めながら植物の繁殖を助け、鳥のフンから果樹が生る、動物の糞尿は堆肥となる。私たちが死ねば、その肉は小さな微生物が食べて、その微生物を虫が食べて、その虫をもぐらが食べる・・・・・。

そうしてワシたち地球の上に一緒に暮らす生き物は、終わることのない輪の中で、繋がっているんじゃ。
   
ニンゲンは地面に線を引き、自分たちの土地だとか国だとか主張するけど、本当にそうだろうか?
そもそも本当にこの地球を所有なんてできるのだろうか?
    
お前さんに比べれば、こんな小さな体のワシだが、ワシもきちんと役目を頂いている。そして長い間絶やさずカエル一族を繋いでおる。

ニンゲンの役目はなんだろう?

ニンゲンに特別な力が与えられたのは、我々全ての生き物が与えれられた役目のバランスをとるためだとは思わんかね?






















































ニンゲンはしばらく呆然と考え込んだようになり、その後コクンと頷いた。

森の動物たちはニンゲンの発言を待ち、沈黙を続けた。





《ニンゲン》

・・・私は今、自分に与えられた役目を考えている。
長い間、私たちは自分たちに与えられた役目なんて考えずに生きてきたように思う。
その証拠に、自分たちの役目がさっぱり頭に浮かんでこない。
それでも今、私は考えたいと思う。













《くま議長》

ニンゲンよ、私たち全ての生き物が一緒に暮らしていけるかは、お前たちにかかっていると言っても過言ではない。お前たちの役目は明確だ。














そうクマ議長が言うといのししが大きな声でこう叫んだ。





《いのしし》

終わることのない輪の中で繋がっていこう!













《やまねこ》

そう!私たちの地球で!













《たぬき》

地球に感謝の気持ちを!














日はすっかり暮れてしまっていた。
空を見上げれば、まんまるな満月が優しい光を、この森の会議場に届けてくれていた。

「地球に感謝の気持ちを!」

動物たちが口々にそう叫ぶ。

そして会議は笑い声に溢れ、いつしか宴に変わっていった。

「地球に住む生き物みんなが、終わることのない輪の中で繋がる」そんな未来を夢見て。




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