一つの空、一つの海、一つの太陽、一つの月、そして私たちが生きる たった一つのこの地球。 - sisodwa
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トランスカイ・暮らしのエッセイ

一つの空、一つの海、一つの太陽、一つの月、そして私たちが生きる たった一つのこの地球。

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第24回   一つの空、一つの海、一つの太陽、一つの月、そして私たちが生きる たった一つのこの地球。


トランスカイで暮らしていても、日本で暮らしていても、結局私はこの地球の上で暮らしていることには変わりないんだな、最近よくそんなことを考える。

そりゃ、南アフリカと日本では文化も考え方も違うことが多い。でもそれさえも、やっぱり私たちは人間なんだな、と思うのだ。そんな感覚は移住したての頃は到底感じることができなかった。違いを理解しようと努力し、日本人のアイデンティティを日々考えていた。

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アフリカというと黒人をイメージする人が多いかもしれないが、南アフリカはマルチカルチャーの国である。
この国は「南アフリカ人はこんな人です」という例を挙げるのがとても難しい。民族の数だけ、文化があり、言語があり、そんなの全部ひっくるめて南アフリカなのだ。

黒人、白人、インド人、中国人やパキスタン人などのアジア系、そしてカラード言われる混血の人種など、例を挙げだすとキリがないほど、いろんな人種が混在して暮らしている。南アフリカは大袈裟に言えば地球の凝縮のようだ。

私の暮らすトランスカイは南アフリカの中でもコサ族の色の強い場所なので、コサ族が大半になるが、それでもいろんな人種が暮らしている。

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いろんな民族と接する中で、民族独特の考え方や、違いがあることにいつも驚かされる。それは南アフリカ人が私を日本人だと感じるのと同じことだろう。

例えば日本人は阿吽(あうん)の呼吸を大切にする。言わずともわかり合おうとする(または分かり合える)。それはコサ族には通用しない。なんせコサ族は思っていることをスパーンと口に出す民族だからだ。移住当初は「なんて失礼な人なんだ!」と思っていたけど、すぐにそれには慣れた。そしてわかってもらおうというよりは、言ってしまった方が確実に伝わるではないか、と考えるようになった。郷に入っては郷に従うまでだ。

その根性で、自分の「日本人」のベースは残しながら、半分は会話する民族の特徴に合わせるという高度な(?)コミュニケーションをとるようになった。そして私はカメレオンのように、肌の色を持たない人間になりたいと考えるようになった。

そんなカメレオン人間を私は「レインボー」と呼んでいる。マンデラ氏も南アフリカを虹の国にしようと唱えた。ネイティブインディアンのホピの予言でも「虹の戦士」という言葉が使われている。「虹(レインボー)」はいろんな色が混じった象徴である。



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自分がレインボーになると、他のレインボーの人間と出会った時に、魂が共鳴するような感覚を覚えることが頻繁にある。レインボーに肌の色はない。会ったその瞬間から、肌の色や人種を感じることがほとんどないのだ(もちろん文化的なものはある)。

これはあくまで私の感覚なので、レインボーの概念をうまく説明するのは難しいのだが、レインボーの特徴は目の輝きだとも言える。彼ら/彼女らは目がキラキラと輝いている(大きさや色に関係なく)。

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私はこの地球を心から愛している。地球なしでは生きていけない。私たち一人ひとり、この地球の一部だと感じている。地球の摂理に従って生きていきたい。そんな私は地球人である。もしかするとレインボーというのは、地球人のことなのかもしれない。人種の枠を超え、階級の枠を超え、ただ人間としてこの地球に存在する感覚。その感覚が私は好きだ。

日本から遠く離れたアフリカ大陸で暮らす私も、モンゴルの大草原で遊牧するモンゴル人も、オーストラリアのアウトバックで暮らすアボリジニーも、地中海を眺めて暮らすギリシャ人も、東京の真ん中のビル街で生きる日本人も、この地球の上で暮らしている同じ人間である。

その暮らしは全く違ったとしても、この地球の上に乗って、太陽の周りをぐるりと周り、月を眺め、空を仰ぎ、水を飲み、生きる人間。そうだ。旅の中で、この地球の上で生きる人間を世界中で見てきた。

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今日もこのトランスカイに広がる青空を眺めながら、この地球を感じる。私たちはどこにいても、何をしてても、この地球の上に乗っかっている。どこで眺めても、空は一つ、太陽は一つ、月は一つ、海は一つ。それが私たちが暮らすこの地球。

そして遥か遠くの、でも同じ地球上にある日本に向けてメッセージを送ろう。師走の忙しい中、ふと立ち止まり、ほんの少しでも、私たちのこの地球を感じることができますように、と。

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