豊かな暮らしを考えるトークライブ・ 2017年日本滞在記(3) - sisodwa
FC2ブログ
sisodwa2017tittle.jpg
MENU


さすらいphoto

豊かな暮らしを考えるトークライブ・ 2017年日本滞在記(3)

今年の日本の冬はとっても寒かったと聞く。寒いのが苦手な私は、話を聞いただけで、肩が縮こまる。
皆様、風邪などひいておりませんか。
南アフリカといえば、今は真夏。トランスカイは内陸気候なので寒暖の差が激しく、真夏でも朝晩は涼しい。

PC251098.jpg
(庭に咲くマリーゴールド)

年が変わると昨年の夏、日本に滞在したのが随分と前のように感じる。
2017年の日本滞在記を2018年になって執筆するという、なんともアフリカンタイムなことである。
昨年の7週間の日本滞在、たくさんの人と再会し、いろんな人と出逢うチャンスを得ることができた。

帰国ツアーの一環であった参加型トークライブは「豊かな暮らしを考える」というテーマで行ったので、たくさんの方々といろんな考え方をシェアすることができた。それは私が旅を始めて、そしてアフリカに移住して、日常的に意識しているテーマでもある。それを集まってくれた方々とシェアできたら、との願いが込められていた。



参加型トークライブというスタイルをとったのは、単純に私も参加してくれている人の考えていることに興味があるからである。何に対しても、一方的ではなくて、コミュニケーションを大切にしたいという思いがある。参加者が多い場合は、なかなか全員に参加していただくことができなくても、参加してくれる方と同じペースでやりたいという気持ちがあった。

今回この参加型イベントを主催をしていただいたお店の店主さんなど、イベントを開催してくれた方々は全てで6箇所。本当にお世話になりました。そして実にたくさんの方々が私の話を聞きに来てくれた。本当に心からありがとうございます。

《開催したお店》
・マクロビ料理&教室 三日月キッチン (福岡県 行橋市)
cafe & pottery 音(山口県長門市)
一生もんショップ 緑々(あおあお) (福岡県 北九州市)
トータルライフサポートlaughing dogs (福岡県 北九州市)
ゲストハウス亀時間(神奈川県 鎌倉市)
・第50回海外日本人交流会 in 六本木 (東京都 六本木)

CIMG2624_20180301062052625.jpg


さて「豊かな暮らし」とはなんだろう。
私は常々ブログに経済ではない豊かさや、アフリカ文化から学ぶ豊かさを綴ってきた。「豊かさ」とは物質的なものではなく、もっと人間の深い部分から満たされるものではないかと感じている。イベントをしておいて勝手だけど、豊かな暮らしというのは、十人十色のはずだ。ただ私は「社会に与えられた豊かさ像」ではなく、「自分が豊かだと感じる暮らし」にアンテナを張って、生きている。

そもそも「豊さ」というのは、「おいしさ」のように、本人の嗜好や感じ方なので、本来とても個人的なことであると私は考えている。自分がおいしいと思うものを、他人がおいしいと思うとは限らないのと同じで、人が豊かだと感じることを、他人が豊かだと感じているとは限らない。

PC251092.jpg
(大好きなイタリアンパセリの花)

物質、経済、教育、医療など、一般的には恵まれていると言われている日本でも、精神的に強いストレスやプレッシャーを感じ、とても豊かだとは言えない暮らしをしている人たちがたくさんいる。

そして貧しいと言われるアフリカだが、貧困にあえぐ人もいれば、田舎で自給自足の暮らしの中、ゆっくりと生きている人たちもいる。

私はアフリカで撮った写真を紹介し、コサ族の暮らしや文化、私のトランスカイでの暮らしや、旅で学んだことなどをお話させてもらった。

実際に帰国ツアーをしてみると、いろんなことをされてる方々が参加されて、本当におもしろい。
草木染め作家さん、ヨガの先生、食堂を営む方、ゲストハウスで働く方、犬のトレーニングをしている方、介護で働く方、占い師さん、自給自足の暮らしをしている人など、ライフスタイルも、体験も、いろいろで、いろんな価値観から見る豊かな暮らしを聞くことは、本当に豊かな時間となった。

この記事では参加者の方のお話をシェアし、いろんな角度からの豊かさを見ていきたいと思う。



●「選択できる豊かさ」
選択できることは豊なことだと思う。
物があるからっていうわけじゃなくて、自分の意思で選べることが豊かなことだと思う。
いくら持っていても、与えられた物では豊かとは感じられない。
何かを自分で選んだのなら、それを自分の意思と責任でやっていける。
選べる自由があるってことは豊かさだと思う。(女性)




●喜びを感じ、魂を解放するライフスタイル
頑張らないで、ありのままでいれることが心が豊かになれることだと思う。
あとは自分を表現することの喜びや、日々の暮らしの中で手作りで自分に必要な物を作っていく喜びを満たすと、魂が解放されるような感覚がする。そんなことを感じられるのは、とても豊かなことだと思う。(アクセサリー作家さん・女性)


●バイク旅で気付いた今を生きることの大切さ
建築系の学校に行き、建築業界に就職して、普通にレールに乗った人生を送る中、疑問に思うことの多い日々だった。そして思い切って会社をやめ、バイクで日本を回る旅をした。無期限の自由気ままな旅をすると、出逢いが出逢いを呼び、おもしろい人たちと出会うことができた。彼らは自分の好きなことで生きていたし、未来を心配するわけでもなく、今を楽しんでいた。その生き方にとても刺激を受け、今は自給自足の暮らしをしながら、手作りの暮らしを楽しんでいる。(男性)


●看取りの介護をして
私は看取りの介護の仕事をずっとやってきたのですが、たくさんの人を見送って、やっぱりいい死に方って、いい生き方をしないとできないと思った。
看取り介護は忙しい職種なので、30年間働いたけど、その間は自己犠牲でほとんど自分の時間を持つことができなかった。定年退職した今、好きなことをして、好きな時にトイレにいけて、ご飯をゆっくり食べれて、好きな時に会いたい人に会いに行けるという時間を、とても大切に思っている。(元介護士・女性)


●火事で所持品が全て焼けてしまった時に、周りの人からいろんな物資をもらって、助けられた経験から、助け合いのできる社会はとても豊かだと思う。(映像業・女性)


●私は些細なことから幸せを感じることが好きで、淹れたコーヒーがおいしかったとか、桜がキレイだとか、そういうことに日々幸せを感じて生きてます。だから今は自分で好きな時間に仕事をしているんですけど、それをとても楽しんでます。かと言って残業だらけだったOL時代が貧しかったかと言われれば、そうでもなくそれはそれでやり甲斐を持って楽しんでいたんですよ。大失恋とかも経験しましたが、そんないろんなことを経験できることが豊かなのではないかと思います。 いろんな感情を持てることも豊かさだと思います。(ヨガの先生・女性)


●私の家の裏にはいろんな種類の木が植わっているんですが、その木に来る虫や鳥を見るのが本当に楽しくて。鳥を見ては、気の向くままに自由に、貯金も持たずに暮らしていて、「あんた達はえらいね〜〜」と思っていつも教えてもらってるんです。季節になると甘夏や杏の木に実がなったり、柿がなったり、椎の実を集めたり、それをお皿に並べてる時がとっても幸せなんです。(草木染め作家さん・女性)


●「煩悩が私の身となって生きている」と聞いたことがある。そんな欲望の心を制して生きようとしても結局は煩悩の身を生きているのだから縁さえあればまたそんな心は湧き出てくる。
じゃあどうすればいいの?と思うけれど、そうやって自分の姿を仏様に教えられながら、何度も何度も同じことを繰り返しながら、生きる意味や豊かさを考えて生きていくことが豊かな人生なんじゃないかな、とふと思った。(お寺の方・女性)




トークライブに来てくれる方の中には、時代にとても柔軟でありながらも、芯の通った価値観を持っている方が多く、私も参加者の一人として、一人一人のお話を聞かせてもらった。

いろんなライフスタイルの方の価値観や、暮らし、思想を聞くことは、とても刺激的だ。
年齢も性別もバラバラの人たち。そんないろんな種類の人が混ざり合い、日頃あまり話さないような、でも話しておきたい話をじっくり話すことができる、それは本当に豊な時間だと思った。こうしてたくさんの方とお話ができる時間を共有できたこと、嬉しく思っておます。


トークライブの中でもお話したように、私がアフリカ文化の中で一番インスパイアされたのは「シェアする心」だ。アフリカ人はシェアの達人だ。持っている物をとても上手にシェアする。ただ、相手にシェアを強要するようなところもあるので、シェアに慣れていない日本人は、なんて図々しい奴だと思ってしまうこともある。

私はシェアすることは何も「物」でなくてもいいと思っている。
だからこのツアーで、私たちが一人一人が持つ「豊かさ」というのを「シェア」したいと思った。それもこのトークライブを参加型にした理由の一つ。みんなの知恵をシェアしよう。

そして日々の暮らしの中で出会う人々とその知恵をシェアし合い、時にまたトークライブなどで、よりいっそ深く人と魂を語り合うことができること自体が、私にとって、とても豊かな体験なのだ。


今年は私にとって、とても大きなステップを踏む年になる。日本を拠点に活動することにしたのだ。久々の日本での暮らし。今はまだ真っ白な気持ちで、飛び込むつもりでいる。計画しても計画通りにいかない、それが私の人生だ。これまでアフリカで暮らしたように、風に身を任せたい。


そしてまた集まってくれる人たちと、心を裸にして話ができたらいいな、と願う。
去年の夏、トークライブなどでたくさんの方々とシェアした豊かな暮らしという知恵は今の私の中でも生きている。


taizompeblungra.jpg

(トランスカイのブルングラでの二人の思い出。とっても気持ちが満たされる一枚。)

豊かさは日々の中に・・・・





スポンサーリンク

FiNCFitボディデザインブログラム





Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://sisodwa.blog22.fc2.com/tb.php/557-b38872b5
該当の記事は見つかりませんでした。